やっとBlenderで3Dモデルを作った話
これまでの流れ
軽く流れを。
2017年にBlenderに初めてちゃんと触れてはや2年。やっと人型の3Dモデルが完成しました。
人型モデル自体完成するのが初めてでとても嬉しいです。
ここに至るまでボクセルモデルを作ったり、ローポリの小物を作ったりしてました。
今までに参考にした本や動画を一部ご紹介します。
参考にした本・動画(やった順)
てんとう虫を描いてみよう < 簡単な3DCGの制作 | Blender入門(2.7版)
2017年にはじめて作ったモデルはこちらのてんとう虫。どうみてもダニですね。
チュートリアルはこちら。私の技術がダメなせいでてんとう虫にはなりませんでした。
www.blender3d.biz
Blender標準テクニック ローポリキャラクター制作で学ぶ3DCG
初めて本を買ってやってみましたがダメでした。挫折。
Blender標準テクニック ローポリキャラクター制作で学ぶ3DCG
- 作者: 友
- 出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション
- 発売日: 2017/01/25
- メディア: 単行本
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Blender CGイラストテクニック
これもやりました。人型モデリングのためではなく基本をおさえたかったので。
これから始める人にはかなりオススメです。
とりあえずこれ読んでBlenderのことを知ってから他の本やチュートリアルを見たほうがいいです。
無料ではじめるBlender CGイラストテクニック ~3DCGの考え方としくみがしっかりわかる
- 作者: 大澤龍一
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2016/07/13
- メディア: 大型本
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ワニでもわかるゼロからのBlender
そして次がこちら。youtubeの講座を見ながら作りましたが、ここで挫折。
【第0回】ワニでもわかるゼロからのBlender - YouTube
やわらか3DCG教室
少しMetasequoiaに浮気してここで挫折しました。
- 作者: わんだ,キナコ
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2017/12/22
- メディア: 単行本
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simple low poly character tutorial using circle [Blender 2.79]
で、ちょっと形をつかめてきたのがこちら。人型ではないですけど、とりあえずできた感じ。
simple low poly character tutorial using circle [Blender 2.79] - YouTube
やわらか3DCG教室 Blender
- 作者: akiki
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2019/01/30
- メディア: 単行本
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うまく作れたでしょ?
この他にもいろいろやりましたが、そっちは省略します。
完成したので思ったことをメモしていきます。
なぜ挫折しまくったか
挫折した原因をいくつか考えてみましたが、大きいなと思った点をふたつだけ。
- 知識が圧倒的に足りない
- 作りたいもののチュートリアルがない
単純にこの2つです。
まず知識が足りないに関してです。
Blenderはもう操作からして難しい、初めて扱う人は大混乱です。
やる気が削がれます。どうしても作りたいという気持ちと、Googleでの検索能力が試されます。
軽く「できたらいいな」ぐらいでやると心折れます。私は折れました。
わからない部分は検索するとすぐ出てくるのですが、その検索するための能力が必要です。
最初は名前なんてわからない機能をどうやって検索しますか?
例えば「重複頂点削除」は「重なる 点 削除 Blender」などと検索しました。
検索して結果を見て、どれが自分の求めている情報なのか考えなければなりません。
まぁこれに関しては無理なく長く続けて、本を読んだり動画を見たりしていけば自然と知識は増えると思います。
なので知識ゼロで早くすぐにいいものを作りたい人には辛いです多分。
次に作りたいもののチュートリアルがないです。
私の場合、人間のモデルはそこまで作りたいわけではありませんでした。
本当はモンスターとかを作りたかったんですけどなかなか丁寧なチュートリアルがないんですよね。
海外のチュートリアル動画を見てやり方はわかっても言葉がわからないので「どの機能をどうして使っているのか」がわからなかったです。
そのため動画を見て作れても、何も見ないで自分で作ることはできませんでした。まずいですね。
これは需要の問題なのかもしれないですが、一般的に人間を作りたいのかもしれないです。
そうなると本や動画もそういったものが多くなります。
というか、人間が作れればモンスターも作れるようになると思うので人間が基礎なんでしょうね。
ただ別に作りたいわけではないものを技術習得のために作るのは辛い。
挫折の一番大きな原因はそこだと思います。
作りたいものを作ることができないからやる気がなくなるんです、きっと。
Blender挫折無限ループからの脱出
で、今回私は「やわらか3DCG教室 Blender」でBlender挫折無限ループから脱出したわけですが、何がよかったのかを書いておきます。
- 今までの挫折で知識が蓄積されていた
- 人型だけどモデルはリス
- Twitterで進捗をあげまくった
- 妥協した
まず、挫折は全くの無駄ではなかったです。
もうねいっぱいBlender触ってるからわかるんですよ、Blenderの考えていることが。
検索能力も上がってますし、感が働くようになってるんですね。
やりたいことのイメージはなんとなくはあるので、それを調べていくだけでよかったです。
次にモデルがよかった。
ローポリ用のモデルは二足歩行のリスでした。めっちゃかわいい。
人間の可愛い女の子とかだったらやる気でなかったかもしれないです。単純に好みの問題ですね。
たまたま私の好みのモデルだったので頑張れました。
そしてTwitterで進捗をとにかくあげまくりました。
モチベーション維持のためですね。励ましてくれる方もいました。
進捗ノートでログをとっていたのも良かったですね。
shinchoku.net
後から見て、ここまで頑張ってるなら大丈夫でしょ~となりました。
最後に妥協。これ大事。
モデルは本当は服を着てたり、髪の毛が合ったりするんですけどそれは捨てました。
服は難しかったので。髪の毛は好みじゃないのでやめました。
とにかく完成が大事です。そう考えたときに服や髪の毛をつけないと完成しないのであれば、また挫折しそうでした。
なので妥協して完成のハードルを少し下げました。
良かった点はこんな感じです。
おまけとして悪かった点……というか「やわらか3DCG教室Blender」で少し不満だった点です。
画像が多くて助かるのですが、文章での説明がわかりにくかったです。
数学の参考書をみてる感じですね。いきなり式が飛んだり、数字が出てきたり、みたいな。
ある程度知識がないと心折れそうです。
わかりやすさでいえば「Blender標準テクニック」がよかったです。
でもモデルが難しくて……。あれのもっとローポリ版があればいいなと思っています。
挫折した回数分だけなんとなく知識は積み重なっているみたいです。
そして理解の仕方が右肩上がりではなく、階段状である日突然「わかる……わかるぞ!」となりました。
諦めずに頑張っててよかった~~~~!